2020年度
11月レポート
目次:
・小春祭2020「ウィズコロナの小春祭」
・棒サッカープレオープン「ころころカップ」
・たまがわ学園ハロウィン2020
小春祭2020「ウィズコロナの小春祭」
11月28日(土)AM10:00~PM3:00 対象:どなたでも ※予約制 (参加者171名)
こんなご案内状を、皆様にお届けし、「ウィズコロナの小春祭2020」を開催しました。
開催までの様子
今年はコロナの影響を受けて、食べ物のお店や不特定多数の人が出入りすることが難しく、いつもの年と同じような「ころころ小春祭」を開催することはできません。
今回のテーマは『ウィズコロナの小春祭』、「このコロナ禍の中でどのように活動すれば楽しいことを生み出せるか?」職員はもちろんのこと子どもたちもさらには地域の人たちやたくさんの協力団体まで大勢巻きこみ真剣に、考えて!考えて!考えて!実施まで漕ぎつけました。
「外でなら大丈夫?」「食べ物じゃなきゃ売っても良い?」「工作ならやってもいいんじゃない?」「コロナ対策をしっかりしなきゃダメだよ」などなど、たくさんの意見が出ました。
そんな中で出てきたのが「広場に村を作ろう!」という案でした。
子ども広場の当日の様子
小春祭当日、村人にエントリーした子どもたちは『村に必要なものは何?』という「まちづくりの会」によるワークショップに参加しました。村に必要な機能や仕事、このコロナ禍の生活の中で気を付ける説明がありました。まちづくりの会の講師から本題である「村に必要なものは何?」の問いかけに「警察が必要!」「それより家が必要じゃない?」などとやり取りも見られました。
村人になった参加者はそれぞれ村での仕事にも就きます。
村の入口での入村受付や消毒・検温(検疫係)・安全課・道路管理課などの仕事は職員や子ども委員会であらかじめ考えていた物もありましたが、館長がこっそり用意していた郵便局(柿の葉っぱの葉書)、本部の村役場でスコップや金槌などの道具や文房具の貸し出しをするレンタル屋さん、「食べ物はダメでもこれならいいでしょ?」と始まったおもちゃのパン屋さんなど、予想もしていなかった仕事に就く子どもたちもいました。子どもたちの発想はすごい!
村には各協力団体によって「絵画教室」「ソーラー発電」「しめ縄作り」「丸太切り」「イス作り」「万華鏡づくり」「魚釣り」「花屋さん」のミニワークショップと、「八百屋さん」「マスク屋」のお土産屋さんのコーナーも用意され、子どもたちは村での仕事をしながら興味のあるブースに行きそれぞれの催しに参加しました。
最後のまとめでは仕事毎に参加者から「どんなところを頑張ったか」や「これからどんなことに気を付けて暮らした方がいいか」などの発表を行いました。恥ずかしがって発表してくれる人は少なかったですが、きっとそれぞれに頑張ったことはしっかりあり、終わり間際に聞こえてきた「まだやっていたかった」「せっかく楽しくなってきたところなのに」の声から楽しんでくれていた様子がわかりました。
村の一員になっていろいろな人と関わり、自分には何ができるかを考え、仕事をし、その中でも楽しむ。とても良い社会勉強になったのではないかな?と思います。
今回の小春祭の「村づくり」は終わってしまいましたが、これ一回で終わりにするのではなく、これから2回3回と繰り返し「ころころ村」を発展させていきたいです。
一方、館内では『棒サッカープレオープン「ころころカップ」棒サッカーで地域を元気に』が行われました。
棒サッカープレオープン「ころころカップ」
11月28日(土)AM10:00~PM1:00 対象:どなたでも ※予約制 (参加者273名)
「棒サッカー」とは、フェンスで細長く囲まれたコートで、スティックを使ってボールを転がすサッカーです。プレイヤーはコートをはさんで向かい合ってイスに座りながら、スティックでボールを打ち合います。ホッケーに近いスポーツですが、座りながらスティックをふるだけで参加できるので、幼児から高齢者までの様々な年代で楽しめます。このスポーツは大阪の高齢者施設で生まれ、2013年に発足した「日本棒サッカー協会」が公式化し、普及に取り組んでいます。
そしてころころ児童館でも子どもから高齢者までの交流を図るため、玉川学園で町トレ教室を主宰する「玉川町トレ友の会」と協力して、「棒サッカー推進委員会」を設立しました。
土曜日に行う全体遊びや、町五小への出前児童館で子どもたちと棒サッカーをしたり、町トレの方たちと練習試合をしたりと、様々な世代を対象に普及活動に取り組み、今回の「ころころカップ」が実現しました。
(全体遊び)
(町トレ友の会練習試合)
大会当日は、高齢者が参加する「シニアの部」と、小学生以上の「ジュニアの部」と、家族参加を含め、様々な世代が参加する「混合の部」の3部門に分かれて行いました。各部門それぞれで4チームがエントリーし、トーナメント制で試合をします。
どの部門でも試合は盛り上がり、参加した方はみなさん笑顔で帰っていきました。中には負けた悔しさで泣いている子もいましたが…それだけ一生懸命取り組んでくれたことが私たちとしてはうれしかったです。感染症拡大の状況を見ながら、今後も地域のみなさんが棒サッカーを通じてふれあえる機会を作っていけたらと思います。
(シニアの部)
(ジュニアの部)
(混合の部)
ここから新しい玉川学園のまちづくりが始まります。子どもたちと共に考え作り上げるまちに、どうかご期待ください。
たまがわ学園ハロウィン2020
10月28日(水)pm2:30~5:00 対象:小学生以上(年長も可) (参加者49名)
今年もころころではたくさんのハロウィンイベントがありました。
22日(木)~26日(月)は「めいみぃさんの体感アート」「ジャックオランタン作り」「工作コーナー」があり、ハロウィンにちなんだ工作をそれぞれ楽しみました。今年はコウモリの帽子や、ハロウィン衣装、魔法の杖などを作りました。ジャックオランタンのかぼちゃはかなり大きなものが多く集まりました。サイズが大きい分、中のタネもたくさんありましたが、子どもたちは丁寧にスプーンで取り除いてランタンを作りました。
「ころころハロウィン」関連のイベントの他にも切り絵遊びや折り紙遊び、ころころキッズでもハロウィンの工作やハロウィンにちなんだ遊びを行い、コロナ禍の中でささやかながらも楽しいハロウィンを過ごしました。
そして28日(水)は、たまがわ学園ハロウィン2020。2015年から始めたこの企画も、今回で6年目を迎えました。今年はコロナの対策にも取り組み、昨年までと比べ大きく形を変えての開催になりました。
昨年までは訪問先の「子ども110番の家」でそのお宅の方から対面でお菓子をもらっていましたが、今回の「子ども110番の家巡り」では対面でのお菓子の受け取りは行なわず、お菓子はころころ児童館に戻ってきて先生たちから受け取ることで実施しました。
参加者は仮装をして五小周辺や商店街、1丁目など「子ども110番の家」が多くある地域を中心に40軒のお宅を「子ども110番の家」の看板を確認しながら巡りました。
子どもたちにとって普段見慣れた町並みですが、「子ども110番の家」の看板を意識して歩く機会は少なく、看板を見つけるたびに「こんなとこにもあった!」と驚きの声が上がっていました。
こうして巡り歩くことで多くの「子ども110番の家」を紹介できたと思います。今回は「子ども110番の家」のお宅の方との交流とまではいきませんでしたが、来年以降も引き続き実施していきたいと思います。