2015年度
7月レポート
自然環境シリーズ ~ファーブル先生現わる~
松香さん&市川さん
2015年7月11日(土)10:00~2:00
ファーブル先生こんにちは。この前はありがとうございました。私は、女王蜂はじっとしているのだと思っていたのに、見たら、女王蜂が一番あちこち動いていたのでびっくりしました。あと、オス蜂を手の中に入れてもらったら、くすぐったかったです。ささないと教えてもらっても、ちょっと怖かったけれど、くすぐったくて笑っちゃいました。蜂蜜の味くらべ、おいしかったです。ローヤルゼリーまずかったのに美味しいと言った男子は、負けおしみだと思います。蜜ろうのハンドクリーム、作ってもらえて嬉しかったです。もったいないので机の上に飾っています。冬になったら使います。いっぱいありがとうございました。 (3年女子)
梅雨が明けて植物も動物も活気に溢れているように見えます。先日の「ファーブル先生現わる」の大人の参加は一人でしたが、元気な子どもたちと大いに楽しみました。有り難うございました。感謝申し上げます。家にミツバチの本があったことを思い出し、講談社カラー科学大図鑑が見つかりました。巻末に出版の協力者に玉川大学昆虫学研究室4名の中に松香光夫様のお名前があります。蜂に関心があっての参加でしたが、本書の図版解説は丁寧でわかりやすい。もう一度子どもの気持ちになって学んでいるところです。他のスタッフの方々、本当にありがとうございました。 (S.Nさん)
【スケジュール】
10:00 ころころ児童館集合 班分け・ファーブル先生のお話
10:15 ころころ児童館出発
A班…松香庭へ直行
B班…ミツバチが好きな花を巡りながら松香庭へ(ハニーウォーク)
10:40 A班…松香庭到着 ミツバチの観察
11:10 A班…松香庭出発・ハニーウォークをしながらころころへ
B班…松香庭到着 ミツバチの観察
12:00 A・B班…ころころ児童館到着・昼食
1:00 質問とファーブル先生のミツバチのお話・ハチミツ試食
1:30 市川先生から蜜ロウクリームプレゼント
2:00 解散
【ミツバチとのふれあい】
ミツバチが大好きなひまわりの花
巣箱の中にはハタラキバチがいっぱい!
燻煙器(くんえんき)の煙をかけると、巣箱の蜂が大人しくなります
蜜がたっぷり入っているのでズッシリと重たい!
【指導員のコメント】
ミツバチと聞くと10年以上前の痛い思い出が頭をよぎります。たった1匹のミツバチが私に近づき、ハエと勘違いして振り払ったところ顔を刺されました。ということで、この日は少し心の準備をして臨みました。しかし、そう構える必要は無く、市川さんが子どもたちに「ミツバチは優しい生き物だから、怖がらなくていいんだよ」と話された通り、安心して観察することができました。ミツバチは奥の深い生き物だと改めて感じさせられました。ミツバチの色々な行動に意味があり、新しい発見がたくさんありました。ありがとうございました。
【子どもの声】
・オスの蜂を触れたことがうれしかった。
・女王蜂を見られてよかった。
・ミツバチのことをいろいろ知ることができた。
・女王蜂が一匹しかいないことにおどろいた。
・ロイヤルゼリーはすっぱかった。
・オスは触れたけど、メスにも触ってみたかった。
・いろいろな蜂蜜を食べることができた。どれもおいしかった。
・オスには針がないことや、働かないことを初めて知った。
・巣箱の中にたくさん蜂がいておどろいた。
【保護者のコメント】
・巣箱の段によって機能が違うことを知ることができた。
・燻煙器の煙をかけられた蜂が、蜜をお腹にためて、エネルギー補給をして備えることを初めて知った。
・自宅の庭を開放して地域に親しんでもらうために様々な工夫をしていると感じた。
・蜂蜜の食べ比べが楽しかった。ローヤルゼリーを口にできたことは貴重な体験だった。
【松香光夫】
庭や畑の花にミツバチが訪れているのを見ることはよくありますが、巣の中をのぞく機会は,知り合いがいないとほとんどありませんね。私は、皆さんにそのような機会を楽しんでもらいたいと思って、庭でミツバチを飼うことにしました。ころころ児童館の先生方が、それを使って、イベントをやっていただくのは有り難いことです。もう一つの狙いは、まちの人たちに、ミツバチが行きたがるような花をいっぱい植えてもらいたいと思っています。どうぞよろしく。 ミツバチのことなら何でも聞いて下さい。分からなければ、玉川大学のミツバチ科学研究センターをご紹介できます。今回も,同センターの市川直子准教授に協力いただきました。